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夢見る家具/森谷延雄の世界
 洋家具デザインの黎明期に美しい光を投げかけた家具デザイナー森谷延雄の作品を見るために、昨日INAXギャラリー大阪に駆け込みました(会期最終日)。わずか33年の生涯にデザイナーとしても教育者としても、こんなに素晴らしい業績を残し、また廉価で芸術面でも許容される家具をという趣旨の活動をスタートしていたことに、深い感銘を受けました。会場では青年が2人、展示資料の前からほとんど動かず、くい入るように見ていました。おそらく家具に関わっている若者なんだろうな〜物作りに込める思いは同じだなと頼もしく思いました。復元された家具、ディテールのメモや美しく彩色されたデザイン案など、どれも素晴らしかったですが、会場入り口のパネルにあった言葉が、殊に印象的だったのでメモしてきました。

 『(森谷延雄は)関東大震災後に粗製濫造されてゆく洋家具を目の当たりにして「恐ろしい濁流の時代が来た」と悲鳴にも似た警鐘を鳴らしている。』
 本橋浩介(佐倉市立美術館 学芸員)


 現代はさらに酷い状態になっている訳で、もし森谷延雄が今を見たらどう言うだろうとため息が出ました。

椅子
「鳥の書斎」の肘掛け椅子(復元)佐倉市立美術館蔵
 H698×W735×D650(mm) 雨宮秀也 撮影

書籍
夢みる家具 森谷延雄の世界 (INAX BOOKLET) Amazon

 この後、名古屋へ巡回する予定(3/4〜5/19)、見逃された方は名古屋までなら遠征の価値は充分あると思います。

INAX 展覧会情報 展覧会案内
夢見る家具展 プレスリリース

伊那

 ギャラリー入り口はINAX大阪ショールームの中ほどの右手にあります。
行き帰りに商品を見て下さいという配置ですが、ギャラリーの入口前にブックコーナーや椅子があり、INAXの文化活動をゆっくり見ることができます。忘れられそうだが注目すべき事をコンスタントに取り上げておられ、良い勉強になります。

参照:kittsan流(図録を用いた詳細な紹介blog)
   家具デザイナー森谷延雄回顧展(2007)千葉日報《ちばとぴ》
   画像・説明共に解りやすい記事です。
    (以前の新聞記事のため、リンク切れの恐れアリですが)
   
《最近の施工例アルバム公開中》
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author:ink, category:おすすめ本や催し, 23:16
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