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大工になるには
「大工になるにはどうしたらいいんでしょう。」

時々こんなお問い合わせを頂きます。昨年までは、一般社団法人「大工育成塾」をご紹介し、当社も研修生を受け入れて参りました。修了生に、当社で頑張ってくれているY君、時々応援に加わってくれるD君などがいます。ところが5月末に、新規の塾生募集は終了する旨のお知らせを頂き、残念な気持ちでいっぱいです。大工育成塾は3年間のプログラムの中で、工務店で実務につきながら、建築の構造・法規・材料学などの知識を教室に通って身につける、現場+知識を総合的に学ぶカリキュラムで、大工技能を身につけるには恐らく一番実践的な方法だったと思います。13年間で約460名の大工育成に感謝します(2015年春入塾の13期生が3年間の研修を終えるまで運営されます)。大工育成塾という名が消えるのは惜しいですが、国庫補助による運営でしたから、時代の流れには逆らえず致し方ありません。

今後大工を志す方は、全国の職業訓練校、工業高校、専門学校、大学(実技重視の学校もあります)などを丹念に調べて、ご自分に一番合う学校に進まれますように。

◎私が知っている範囲で、大工実技や日本建築に重きを置いている学校をメモしておきます。
(もっと多数の良い学校があると思いますが、一例として御参考になれば幸いです)

京都府立京都高等技術専門学校 建築科 京都市上京区
大阪工業技術専門学校 大工技能学科  大阪市北区
中央工学校 木造建築科        東京都北区
ものつくり大学 建設科        埼玉県行田市
住友林業建築技術専門学校       千葉県四街道市

その他
京都建築専門学校(伝統建築の設計をしっかり学べる学校。夜間部あり)
■各地域の職業訓練校
建築大工訓練校 岐阜県 など多数あります

もちろん工務店に就職したり、親方大工に弟子入りし、現場で仕事をしながら勉強するのも良いと思います。昔と違って、建築に関する書籍や雑誌、各地の建築関連団体の催すセミナーなども多数あり、実務につきながら、学問的な面や最新の建築知識を勉強する機会も格段に豊富です。
 
卒業
2013年の大工育成塾修了式

なお大工育成塾のサイトは、現在は募集終了告知のみのページになっていて、ちょっと内容が解りにくいですが、松田妙子さんという女性が、立ち上げから最近の運営まで、国を巻き込んで推進してこられた、大変立派な事業なので、他のサイトの紹介記事をリンクしておきます。
参考記事:人材バンクネット魂の仕事人 松田妙子

大工育成塾のシステムは無くなったけど、大工職人の実地勉強の概要を知りたいとか、ハウスメーカーやリフォーム会社ではなく、棟梁のいる工務店てどんなところ?と思われる方のために、大工育成塾の旧サイト(アーカイブ)にもリンクしておきます。所々リンク切れもあるかもしれませんが、ある程度の参考にはなるかと思います。
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author:seiki, category:大工, 17:27
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大工塾
今期 また若い大工志(大工職人)が誕生しました。平成22年4月より、大工塾生として、当社で研修してきた、泥正輝君です!

大工塾とは、国土交通省から国家プロジェクトとしての支援を受けた、一般社団法人『大工育成塾』を通じ、受け入れ工務店での実地訓練と、大工塾の講義による過程を3年間併せて修めるもので、現在の大工の育成には非常に大切な役割を担っています。大工育成塾主宰の『講義』は、建築法規・構造・材料など全般にわたる知識を、塾生が集合して受講し、日常は、受け入れ工務店の指導棟梁の許に弟子入りして、現場仕事を覚えます。

当社の場合は、指導棟梁は私(倉本喜八郎)で、先輩の上本君、安井君(大工塾卒業生)をはじめとする、先輩大工から多くの事を吸収してくれたことと思います。考えてみると、住宅やリフォームも寺社建築も、伝統的な大工技術の上に成り立っている事は同じととらえて、難なくこなす大工職人が、縁あって力を合わせてくれている事は、最近では珍しくなりました。修行中は、非常に幅広い体験ができたはずで、これを今後の財産として活躍してくれるもことと楽しみにしています。

3年間は、古来の徒弟制を基本とした、厳しい『現場修業』を通じて、大工に必要な知識と技能・技術を習得するための、最小限の凝縮された年数でした。実習と講義を併せて、日本の職人文化、もの作り文化の再興を担う人財を育成するため、よく考えられた制度だと思います。泥君も、よく3年これに耐え抜いてくれました。

これからが本番の修行です。基本ができた事に甘んずる事なく、目に触れるもの全てから『先人の教え』を吸収し、木の命を大切に、『苦に徹する心』で自己を磨き、経験という学問を通じて本物の「大工だからこそ」という仕事のわかる職人に育ってほしいものです。



修了式は、全国から若き『大工志』が集まって、『ホテル・ルポール麹町』(東京都千代田区)にて、盛大に行われました。超高層ビルが林立する中に、スカイツリーと新歌舞伎座が好対照を成す東京でした。これからの日本の建築を担う若者と、その育成機構がきちんと継続されていて、当社も及ばずながらお役に立てた事に感慨無量でした。泥君、これからもがんばってくれよ!

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author:seiki, category:大工, 16:47
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